Insta360 X5のサーモグリップカバーの効果は、8Kの長回しで手に持ったときの表面の熱さをやわらげること。
えっ、8Kで熱停止するのを防いでくれるんじゃないの?
そう思っている人がとても多いのですが、ここはきちんと分けて考える必要があります。
本体の発熱そのものを抑えたり、熱停止(熱暴走を防ぐための自動オフ)を止めたりする効果はありません。
グラフェン由来の素材が、手に伝わってくる熱を受け止めてくれるからです。
つまり手の熱さで困っている人には効きますが、熱停止を防ぎたい人の期待には応えにくい、というアクセサリーです。
この記事では、効果の中身と効くしくみ、効く場面と効かない場面、ほかのアクセサリーとの併用、そして買って向いている人までを順番に見ていきます。
| 何に対して | 効果 |
|---|---|
| 手で持ったときの 表面の熱さ | あり (最大7℃下がる) |
| 本体の発熱そのもの | なし |
| 8K長回しでの熱停止 | 防げない |
| スポーツ・水辺での使用 | 不向き (非推奨) |
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- サーモグリップカバーでほんとうに変わること
- 本体の発熱や熱停止には効かない理由
- 効果を感じやすい場面と感じにくい場面
- 一緒に使えないアクセサリー
- 買って向いている人と価格の目安
Insta360 X5のサーモグリップカバーで得られる効果の中身

効果は表面温度を最大7℃下げて長時間でも持ちやすくすること
いちばんの効果は、8Kで長く撮るときに熱くなりがちな本体表面の温度を下げて、持ち心地をよくしてくれることです。
グラフェン由来の素材が熱を受け止めて、手に伝わる熱さをやわらげてくれます。
カバーの主な中身は次のとおりです。
- 表面温度を最大7℃下げる(8K記録時の目安)
- グラフェン由来の相変化材料(PCM)を使った設計
- 重さ10.4gで付けてもほとんど負担にならない
- IPX5の防塵防水に対応
本体の発熱と熱停止そのものを抑える効果はない
ここがいちばん勘違いされやすいところです。
Insta360の公式FAQでも、サーモグリップカバーはカメラの発熱を抑えるものではなく、手が感じる温度を下げるものだと説明されています。
「表面の熱さ」と「本体の発熱」は、似ているようで別の話なんです。
- 表面温度:手で触れる外側の熱→カバーで下がる
- 本体の発熱:中の処理で出る熱→カバーでは変わらない
- 熱停止:熱がたまると自動で止まる動き→カバーでは防げない
なので、8Kの長回しで熱停止が心配な人は、エンデュランスモードや撮影の合間の休憩、風通しのよい場所を選ぶほうがずっと効きます。
カバーはあくまで「持っている手の熱さ対策」と考えておくと、買ってからのギャップがなくなります。
グラフェンが熱を受け止めて手に伝えにくくするしくみ
なぜ手だけ涼しく感じるのか、しくみをかんたんに見ておきます。
- グラフェン由来の相変化材料(PCM)が、本体から伝わる熱をいったんためこむ
- 手に触れる表面の温度が、いっきに上がらずゆるやかになる
- その結果、持っていても熱さを感じにくくなる
風で冷やすタイプではないので、無風で静止しているときがいちばん効きます。
この性質が、あとで出てくる「効く場面・効かない場面」にそのままつながってきます。
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Insta360 X5のサーモグリップカバーの効果が活きる場面と選び方

効果を感じやすい場面と感じにくい場面の早見
自分の撮り方で効くのかどうか、早見表にまとめました。
| 場面 | 効果の出やすさ |
|---|---|
| 屋内で手持ちや三脚など 動かず撮る | 出やすい |
| 無風の場所で 長時間8K撮影 | 出やすい |
| 自転車やスキーなど 動きのある撮影 | 出にくい |
| 風のある屋外 | 出にくい |
| 数分程度の短い撮影 | 体感しにくい |
動かず・無風・長時間8K、この3つがそろうほど効果を感じやすいです。
スポーツや水辺で効果が出にくい理由
スポーツや水辺では、Insta360もカバーの使用をおすすめしていません。
- スポーツは体を動かすと風があたって、自然に冷えてしまう
- 水辺では見えない潜水ケースと一緒に使えない
- 水に長くつけるとグラフェンの性能が落ちて、熱を抑える働きが弱くなることがある
体を動かして撮る人や水中で使いたい人には、効果が出にくいか、そもそも使えない場面が多いです。
ほかのアクセサリーと同時に使えない組み合わせ
いま使っているアクセサリーによっては、カバーと同時に付けられないことがあります。
- 見えない潜水ケース
- 万能フレーム
- ウォータースポーツロープマウント
- マイクウインドシールド(アクセサリーシュー)
これらと組み合わせて使いたい場合は、効果がどうこうの前に、そもそも装着できない点に気をつけてください。
効果が活きる人と価格の目安
ここまでをふまえて、向いている人とそうでない人を整理します。
買って効果を感じやすい人
- 屋内や無風の場所で長く8Kを回す人
- 手持ちやセルカ棒で持ちっぱなしになる人
- 撮影中に手へ伝わる熱さが気になっていた人
効果を感じにくい人
- 自転車やスキーなど動きながら撮る人
- 数分の短い撮影が中心の人
- 熱停止そのものを防ぎたい人
価格は2,000円台後半ほどで、アクセサリーとしては手を出しやすい価格帯です。
「手の熱さ対策にこれくらいなら」と思えるなら、お守り的に付けておく選び方もありです。
Insta360 X5のサーモグリップカバーでよくある質問
本体の発熱や熱停止は防げますか
防げません。
サーモグリップカバーは手に伝わる表面温度を下げるもので、本体の発熱や熱停止を抑える働きはありません。
熱停止が心配なときは、エンデュランスモードや休憩、風通しのよい場所を選ぶほうが効果的です。
X4用のカバーはX5でも使えますか
X4用とX5用は対応機種が違う別の製品です。
形が合わないと正しく装着できないので、X5にはX5用(CINSBAHV)を選んでください。
撮影中に付けたり外したりしても大丈夫ですか
録画中の付け外しは、映像のつなぎ目に影響することがあります。
撮り始める前に装着しておくと安心です。
付けっぱなしにしても問題ないですか
ふだん付けっぱなしでも問題ありません。
ただし見えない潜水ケースや万能フレームなど一緒に使えないアクセサリーを付けるときは外す必要があります。
水辺に長く置くとグラフェンの性能が落ちることがあるので、その点だけ気をつけてください。
まとめ:Insta360 X5のサーモグリップカバーの効果と使いどころ
Insta360 X5のサーモグリップカバーの効果は、手に持ったときの表面の熱さをやわらげることに尽きます。
本体の発熱や熱停止を防ぐ効果はない、という点だけ押さえておけば大丈夫です。
- 表面の熱さ→やわらぐ(最大7℃下がる)
- 本体の発熱・熱停止→防げない
- 効くのは無風・静止・長時間8Kの場面
- 動く撮影や水辺は不向き
自分の悩みが「手の熱さ」なら買い、「熱停止」ならほかの対策、と分けて考えると失敗しません。
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