Insta360 X5のNDフィルターは、明るい屋外でも映像を滑らかに見せたいときに役立つ、レンズ用の「減光フィルター」です。
明るい場所でそのまま撮ると、カメラは光を抑えようとしてシャッターが速くなりすぎます。
すると、動きがパラパラとカクついて見えてしまうんですね。
そこでNDフィルターをつけて入ってくる光を減らすと、シャッターをゆっくりにでき、流れるような滑らかな映像になります。
ただ、X5にはNDフィルターを使わずに似た効果を出せる「Motion ND」という無料機能もあります。
なので「全員が買うべきもの」ではなく、撮りたい映像によって必要かどうかが変わります。
迷ったときの目安は、こんな感じです。
| やりたいこと | おすすめ |
|---|---|
| 編集で 滑らかにできれば十分 | 無料のMotion NDでOK (買わなくていい) |
| 明るい屋外で しっかり滑らかに撮りたい | 物理NDフィルター (ND32〜ND64) |
| 真夏のド快晴や 雪・海など強い明るさ | ND64〜ND128 |
| 夜景や光の 軌跡を撮りたい | 物理NDフィルター (長時間露光) |
| いろんな天気で 使い分けたい | セット (ND16・ND32・ND64) |
先に大事なところだけまとめると、次の3つです。
- 編集メインなら、無料のMotion NDで足りることも多い
- 撮影時から本気で滑らかにするなら物理ND(ND32〜ND64が使いやすい)
- いろんな天気で使うならセット、決め打ちなら単品が向いている
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- Insta360 X5にNDフィルターが必要かどうかの見分け方
- 無料のMotion NDと物理NDフィルターの違い
- ND16・ND32・ND64・ND128の選び方と明るさの目安
- つけたあとの設定とシャッタースピードの合わせ方
- セットと単品のお得な選び方
- レンタルで試せるのかどうか
Insta360 X5のNDフィルターでできることと使い方

まずはNDフィルターで何ができて、X5でどう使うのかを順番に見ていきます。
NDフィルターをつけるとどう変わるか
NDフィルターは、サングラスのように光をやわらげて、レンズに入る光の量を減らす道具です。
これだけ聞くと地味ですが、映像にはけっこう大きな違いが出ます。
いちばんの効果は、明るい場所でも動きが滑らかな「シネマティックなブレ」を出せることです。
公式サイトでも、強い光を抑えて反射をカットし、映画のようなモーションブラーを出せると書かれています。
- バイクや車の走行シーンを、流れるような滑らかな映像にできる
- 強い反射やギラつきを抑えて、色をきれいに残せる
- シャッターをゆっくりにして、夜景や光の軌跡(長時間露光)を撮れる
とくにバイクや自転車のスピード感を出したい人には、効果がわかりやすい部分です。
反対に、暗い室内や夜だけしか撮らないなら、光を減らすNDフィルターの出番はほとんどありません。
物理NDフィルターとMotion NDの違い
ここが、買う前にいちばん知っておきたいポイントです。
X5には、フィルターを買わなくても似た効果を出せる「Motion ND」という機能が、最初から入っています。
公式サイトによると、Insta360アプリやStudioでMotion NDをタップするだけで、NDフィルターなしでもシネマティックなモーションブラーを足せます。
つまり「編集で滑らかにできれば十分」という人は、無料のMotion NDだけで足りることも多いんです。
| 項目 | Motion ND (無料ソフト) | 物理NDフィルター |
|---|---|---|
| 仕組み | 編集でブラーを合成 | レンズにつけて 光を抑える |
| 必要なもの | アプリ・Studioだけ 追加費用なし | フィルターの 購入が必要 |
| 撮影時の設定 | オートでOK | マニュアルで シャッター設定が必要 |
| 明るさが 急に変わる場面 | 強い (あとから調整) | 弱い (外す手間がある) |
| 静止画の切り出し | 効果が出にくい | 自然に決まる |
| 白飛びの心配 | 少ない (自動で調整) | 設定ミスだと 出やすい |
Motion NDは撮影時はオートのままでよく、明るさが急に変わるトンネルや夕暮れにも強いのが便利なところです。
一方で、あとから合成する疑似的な効果なので、動画の一場面を写真として切り出すと、流れ具合が弱く見えることがあります。
実際にローリング撮影を試したブログでも、物理フィルターのほうが静止画として切り出したときに自然だったと書かれていました。
ND16とND32とND64とND128の選び方
物理NDフィルターを使うと決めたら、次は濃さ(数字)えらびです。
X5用はND16・ND32・ND64・ND128の4種類があり、数字が大きいほど光を強く抑えます。
選び方のコツは「明るい場所ほど数字の大きいものを使う」これだけです。
| ND値 | 光を抑える強さ | 向いている明るさ |
|---|---|---|
| ND16 | 約4段 | 曇り〜うすい日ざし |
| ND32 | 約5段 | 晴れの屋外 |
| ND64 | 約6段 | ド快晴・反射が強い場所 |
| ND128 | 約7段 | 真夏の強い日ざし・雪・海 |
迷ったら、晴れの日に使いやすいND32か、しっかり効かせたいND64あたりが扱いやすいです。
他機種の数字と同じ感覚で選ばない
ひとつ気をつけたいのが、X5のND値は他機種と数字の出方が少しちがう点です。
公式の案内では、絞りのちがいによって、X5は同じ数字でも効きがやや控えめになると書かれています。
たとえば、X5のND128が、Ace Pro 2のND64くらいの効果にあたるイメージです。
| X5 | 他機種(Ace Pro 2)での 目安 |
|---|---|
| ND16 | ND8くらい |
| ND32 | ND16くらい |
| ND64 | ND32くらい |
| ND128 | ND64くらい |
とはいえ、X5だけで使うなら、難しく考えなくて大丈夫です。
「明るいほど数字を大きく」とだけ覚えておけば、まず迷いません。
NDフィルターの設定とシャッタースピードの目安
NDフィルターは、つけただけでは本領を発揮しません。
カメラ側の設定を少し変えて、シャッタースピードをゆっくりにするのがコツです。
まず、フィルター自体は磁石でくっつくタイプで、X5が自動で認識してくれます。
公式の案内でも、X5はNDフィルターを自動検出して色を補正してくれると書かれているので、取りつけ自体に難しい操作はいりません。
大事なのは、撮影モードをマニュアルにして、シャッタースピードをフレームレートの2倍くらいに合わせることです。
これは、映像を自然な滑らかさにするための、昔からある目安です。
- 撮影モードをマニュアル(M)にする
- フレームレートを決める(たとえば24fps)
- シャッタースピードをフレームレートの2倍前後にする(24fpsなら約1/50秒)
- ISOはオート、または100くらいの低めにする
- 画面の明るさを見て、ちょうどよく収まるND値を選ぶ
| フレームレート | シャッタースピードの 目安 |
|---|---|
| 24fps | 約1/50秒 |
| 30fps | 約1/60秒 |
| 60fps | 約1/120秒 |
実際にX5で昼間の流し撮りを試した人は、24fps・シャッタースピード1/50秒・ISOオートに、ND64を組み合わせていました。
この設定だと背景がほどよく流れて、写真として切り出してもそれなりに見栄えがする、とのことでした。
明るさが足りないトンネルや夕方に入ると、NDフィルターをつけたままでは暗くなりすぎることがあります。
そのときは無理せずフィルターを外すか、明るさの変化に強いMotion NDに切り替えると失敗しにくいです。
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Insta360 X5のNDフィルターのセットと単品の違いやレンタル事情

ここからは、実際に手に入れるときの話です。
セットと単品のどちらがお得か、どこで買えるか、そしてレンタルできるのかを順番に見ていきます。
セットと単品はどちらがお得か
X5のNDフィルターは、単品でもセットでも買えます。
公式ストアの価格は、単品が1枚9,900円、ND16・ND32・ND64の3枚セットが25,200円です。
| 買い方 | 中身 | 価格 |
|---|---|---|
| 単品 | ND16・ND32 ND64・ND128 から1枚 | 各9,900円 |
| セット | ND16・ND32・ND64 の3枚 | 25,200円 |
3枚を単品でそろえると29,700円なので、セットなら約4,500円お得になります。
ただし、いちばん濃いND128はセットに入っていません。
真夏の強い日ざしまでしっかり対応したいなら、ND128だけ単品で足す形になります。
- セット向き
いろんな天気で使い分けたい/とりあえず一式そろえたい - 単品向き
使うシーンが決まっている(晴れだけ、など) - ND128を追加
真夏のド快晴や雪・海が多い
迷ったらセット、用途が決まっているなら単品、が基本の考え方です。
どこで買えるかと付属品や保証
買える場所は、公式ストアのほか、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピング、カメラのキタムラなどの家電量販店でも扱っています。
国内ではアーキサイトという正規代理店が取り扱っているので、ポイントを使いたい人は普段のお店で買うのもありです。
中身がちょっと意外なので、先に見ておくと安心です。
- NDフィルター本体(前後のレンズ用に2枚)
- 保管ケース
- クリーニングクロス
X5は前と後ろに2つレンズがあるので、フィルターも2枚で1組になっています。
ガラスは硬度10Hの強化ガラスで、傷やこすれに強い作りです。
なお公式の保証は3か月と短めなので、長く安心して使いたいなら正規店での購入がおすすめです。
- 公式ストア:最新モデルと最新の情報が確実
- Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング:ポイントを使いたい人向け
- カメラのキタムラなどの家電量販店:実店舗で受け取りたい人向け
Insta360 X5のNDフィルターはレンタルできるか
高いので、買う前に試したくなりますよね。
結論から言うと、X5の本体はいろいろなサービスでレンタルできますが、NDフィルターだけを借りられるサービスは、ほとんど見当たりません。
本体はレンタルで試せますが、NDフィルター単体はほぼレンタルがなく、使いたいなら買うのが現実的です。
まずX5の本体は、Rentioやkikito、GOOPASS、パンダスタジオ、APEX、ワンダーワンズなど、多くのサービスでレンタルできます。
料金はサービスやプランによって幅がありますが、目安はこのくらいです。
| サービス | 料金の目安 |
|---|---|
| GOOPASS | 1,188円〜 |
| kikito | 2,100円〜 |
| パンダスタジオ | 5,390円/日〜 |
| APEX (エッセンシャルキット) | 2泊3日 8,680円 |
| ワンダーワンズ | 3泊4日 8,800円 |
なので、レンタルは「X5そのものを試したい」ときに向いています。
NDフィルターは1枚9,900円と、本体を何日も借りるよりは手が届きやすい価格です。
使う予定がはっきりしているなら、必要なND値を1枚だけ買ってしまうのがいちばん早いです。
Insta360 X5のNDフィルターでよくある質問
Insta360 X5のNDフィルターは防水に対応しているか
NDフィルターは密閉構造ではないので、雨の中やウォータースポーツでの使用は避けるのが安心です。
水辺で撮るときは、撮影前に取り外しておきましょう。
もし濡れてしまったら、やわらかい布で水分をしっかり拭き取ってください。
NDフィルターとレンズガードは同時に使えるか
同時には使えません。
NDフィルターを付ける前に、レンズガードを外しておく必要があります。
外したレンズガードは、なくさないようにケースなどで保管しておくと安心です。
他社製のNDフィルターでも使えるか
NEEWERなど、他社からも対応フィルターは出ています。
ただ、X5は純正フィルターを自動で認識して色を補正してくれるので、相性を考えると純正のほうが無難です。
価格や保証で選びたいときは、他社製も選択肢になります。
NDフィルターは重ねて使えるか
重ねがけはできません。
濃さを変えたいときは、別のND値のフィルターに付け替えて調整します。
そのため、よく使う明るさに合った1枚を選んでおくのがおすすめです。
NDフィルターの磁石は影響があるか
フィルターには磁石が入っています。
ペースメーカーなど、磁気の影響を受ける機器には近づけないようにしてください。
持ち運ぶときも、磁気カードなどと一緒にしないほうが安心です。
まとめ:Insta360 X5のNDフィルターは目的で選ぶのが正解
最後に、ここまでの内容をぎゅっとまとめます。
Insta360 X5のNDフィルターは、明るい屋外で映像を本気で滑らかにしたい人や、写真として切り出したい人に向いた道具です。
逆に、編集で滑らかにできれば十分なら、無料のMotion NDだけでも満足できることが多いです。
- 編集メインなら、まず無料のMotion NDを試す
- 撮影時からしっかり滑らかにするなら物理ND(ND32〜ND64が使いやすい)
- 選び方は「明るいほど数字を大きく」だけでOK
- いろんな天気で使うならセット、用途が決まっているなら単品
- レンタルは本体向け。フィルターは必要な1枚を買うのが早い
自分の撮りたい映像に合わせて選べば、9,900円のフィルターも、無料のMotion NDも、どちらも気持ちよく使えます。
まずは手持ちのX5でMotion NDを試して、それでも物足りなければ物理フィルターに進む、くらいの順番がいちばん失敗しません。
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