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360度カメラはいらない?欠点と使わなくなる理由を並べて必要か判定できる3つの質問

360度カメラはいらない?欠点と使わなくなる理由を並べて必要か判定できる3つの質問

360度カメラは、撮ったあとにひと手間かける気がない人にはいらないカメラです。

逆に、その手間を面白がれる人にとっては、いま持っているカメラでは代わりが効かない一台になります。

画質や値段の差ではなく、ここで答えが真っ二つに割れます。

まずは自分がどちら側に立っているか、下の表でざっと見てみてください。

スクロールできます
こんな人答えそうなる理由
撮ったあと
5〜10分いじるのは平気
いるあとから画角を選べる
強みがそのまま活きる
バイクや自転車の
走りを残したい
いる前も後ろも同時に残り
撮り逃しがなくなる
撮ってすぐ
SNSに出したい
いらない平面に書き出す作業が
毎回はさまる
遠くのものを
大きく写したい
いらないズームがなく
切り出すと粗くなる

表の上2行に近いなら買って損はしにくく、下2行に近いならお金が浮きます。

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この記事を読めばわかること
  • いらないと言われる欠点が、どれも仕組みから来ている理由
  • 買った人が使わなくなる、いちばん多いつまずきどころ
  • 本体代のほかに何をそろえることになるのか
  • いる・いらないを自分で決められる3つの質問
  • そんなに良いと言われる正体が、どの機能なのか
  • 買わずに答えを出す、いちばん安い確かめ方

360度カメラはいらないと言われる理由と本当の欠点

前後に2つのレンズが飛び出した360度カメラの本体を横から見た形

360度カメラの欠点はなに?先に全部あげておく

欠点は5つに集約されます。

そして、そのどれもが好き嫌いではなく、このカメラの作りからそのまま出てくるものです。

360度カメラは、180度より広く写る魚眼レンズを前後に1枚ずつ積んで、同時にシャッターを切っています。

その2枚をカメラの中でつなぎ合わせて、上下左右がまるごと入った1本の映像にしているわけです。

この作りが強みの源であり、同時に弱点の源にもなっています。

  • 撮ったままでは使えない
    全方向が入っているので、どこを見せるか決める作業が必ず入ります
  • 一点の細かさで負ける
    同じ画素を全方向に配るため、切り出すと解像感が落ちます
  • ズームがない
    遠くのものを大きく写す用途は、もともと得意ではありません
  • データが重い
    短い撮影でもギガ単位になり、保存先の準備がいります
  • レンズが外に出ている
    ぶつけると傷が入りやすく、傷は映りにそのまま出ます

この5つのうち、買った人の手を止めているのは1番だけです。

なぜ360度カメラを使わなくなるのか原因は撮影ではなく書き出し

使わなくなる人がつまずくのは、撮る場面ではなく撮り終わったあとです。

撮影そのものは、むしろ普通のカメラより楽です。

向きも構図も気にせず、手に持って歩くだけで全方向が残ります。

問題はそのあと、見せたい方向を選んで平面の動画に作り直す工程がはさまることです。

360度カメラで撮ってから投稿するまでの5つの工程と手が止まりやすい場所
  • 撮る
    ここはボタンを押すだけで、何も考えなくて大丈夫です
  • スマホやパソコンに移す
    ファイルが重いので、待ち時間が発生します
  • 見せる方向を決める
    画面をなぞってカメラの向きを描いていく作業で、リフレームと呼ばれます
  • 平面の動画に書き出す
    ここでもう一度待ちます
  • やっと共有できる
    SNSに出せる形になるのはこの段階です

1本あたりにすると数分から10分ほどですが、旅行から帰って素材が20本あると話が変わります。

この工程を

「映像をぐるぐる回しながらその場を思い出す時間」

と感じられる人は続きます。

面倒な宿題だと感じた人は、だんだん引き出しの中で眠らせることになります。

ここが、値段や画質よりもずっと大きな分かれ目です。

Insta360とDJIのアプリには自動編集が入っていて、素材を放り込んで待つだけで音楽つきの1本に仕上げてくれます。手を動かすのが面倒な日は、これに任せると1〜2分で終わります。

画質とズームでスマホや普通のアクションカメラに負ける場面

1枚の絵の美しさで勝ちたいなら、360度カメラは向いていません。

理屈は単純で、同じ画素数を全方向に配っているからです。

8Kで撮れると書かれていても、それは球体まるごとの数字です。

そこから見せたい一方向だけを切り出すと、手元のスマホで撮った動画のほうがきれいに見えることもあります。

ズームもありません。

遠くの鳥や舞台の上の人を大きく写したい用途は、はじめから別のカメラの仕事です。

スクロールできます
撮りたいもの360度カメラスマホや
普通のカメラ
その場の空間まるごととても得意苦手
走りながらの映像とても得意やや苦手
遠くの被写体苦手得意
夜景や暗い室内やや苦手得意
撮ってすぐ共有苦手とても得意

もうひとつ、慣れるまで戸惑うのが撮った人自身が写ることです。

全方向が入るので、シャッターを押した人も当然そこにいます。

景色だけを残したいときは、カメラを三脚に置いてスマホから離れた場所でシャッターを切れば、自分は入りません。

長回しも得意ではなく、回しっぱなしにするとファイルが重くなって書き出しがつらくなります。

場面ごとに区切って録れば、あとの作業がぐっと軽くなります。

本体代のほかにかかるお金を足すと見え方が変わる

本体だけそろえても、そのままでは実力の半分しか出せません。

Insta360のフラッグシップにあたるX5は本体8万円台で、少し性能を落としたX4 AirやDJIのOsmo 360のように、もっと手が届きやすい機種もあります。

ただ、本当に効いてくるのは本体の値札より、いっしょに買い足すものの合計です。

360度カメラ本体とmicroSDカードや自撮り棒など一緒にそろえる周辺機器を並べた様子
スクロールできます
買い足すもの何のために後回しに
できるか
microSDカード
256GB以上
高画質で撮ると
すぐ埋まる
できない
見えない自撮り棒棒が消えて
撮ってもらった映像になる
できない
レンズガードと
ケース
出っ張ったレンズを
守る
できない
外付けSSDや
クラウド
素材を残しつつ
手元を空ける
撮る量しだい
保証プランレンズの修理代が
高くつくのを避ける
買うときだけ
選べる

とくにmicroSDカードは、128GBだと8Kで撮った日に足りなくなります。

256GBか512GBを1枚、旅行に行く人は2枚まわすと安心です。

レンズは机に直接置いただけでも傷がつくので、持ち歩くあいだはガードを付けたままにしておけば気楽です。

傷が入ったときの扱いは機種で差があり、X5のように自分でレンズを外して交換できるものと、メーカーに送って直してもらうものに分かれます。

送るタイプを選ぶなら、買うときに保証プランの中身も並べて見ておくと、あとから見積もりを見て慌てずに済みます。

この合計を見て高いと感じたなら、その感覚のほうが正しいです。

金額に納得できるかどうかも、いる・いらないを決める材料のひとつになります。

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360度カメラがいらないかを自分で決めるための判断材料

360度カメラを中心に使い方の方向性が2つに分かれる様子

360度カメラはいる いらない?3つの質問で自分で決められる

3つのうち2つ以上に「はい」と答えられるなら、買って使い続けられます。

1つ以下なら、そのお金は別のものに回したほうが満足度が高くなります。

  • 質問1:撮ったあとに5〜10分いじる時間を、毎回とれるか
    写真アプリを眺めるのが好きなら、たぶん平気です
  • 質問2:自分の後ろ側に写るものに、価値を感じるか
    子どもの表情、同行者の笑い方、通りの雰囲気など
  • 質問3:撮り逃して悔しかった経験があるか
    振り向いたら終わっていた、あの一瞬のことです

質問1が土台になります。

ここが「はい」でないなら、2と3がどれだけ強くても、機材は引き出しに戻っていきます。

質問2と3は、このカメラでしか埋まらない部分です。

撮る方向を決めずに全部残しておく道具なので、狙って撮れなかったものが手に入ります。

逆に、撮るものがすでに決まっている人には、この強みが余ります。

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タイプ判定ひとこと
バイクや自転車で
走る人
いる前も後ろも同時に残り
手ブレも消える
家族や友人との
時間を残したい人
いる集合写真で
誰も見切れない
旅先で歩き回る人いる棒を持って歩くだけで
絵になる
写真を1枚ずつ
丁寧に撮る人
いらないいま使っている
カメラのほうが強い
撮ったら即投稿の人いらない工程が増えるだけ
になりやすい

何がそんなに良いのか正体は見えない自撮り棒とあとから決める画角

良さの正体は、画質ではなく2つの仕掛けです。

ひとつめが、見えない自撮り棒と呼ばれる現象です。

前後のレンズのつなぎ目がちょうど棒の真上にくるため、映像から棒がきれいに消えます。

結果として、自分で持って歩いているだけなのに、誰かが横から撮ってくれたような映像になります。

ひとり旅でも、家族だけの散歩でも、三脚を立てて走って戻る必要がなくなります。

普通の自撮り棒と360度カメラの見えない自撮り棒で映像の写り方が変わる比較

ふたつめが、撮る瞬間に構図を決めなくていいことです。

普通のカメラは、レンズを向けた先しか残りません。

360度カメラは全方向が残っているので、家に帰ってから「あそこを見せよう」と決められます。

同じ素材から、自分の顔を映した動画も、目の前の景色だけの動画も作れます。

  • 撮り逃しが消える
    その場では気づかなかった出来事が、あとから見つかります
  • 手ブレがほぼ止まる
    全方向のデータがあるので、揺れを打ち消す余裕が大きいです
  • 水平が傾かない
    バイクで倒し込んでも、映像の地面はまっすぐのままです
  • 片手が空く
    子どもを抱いたままでも、ボタンひとつで撮れます

ここまでが、良いと言われている部分の中身です。

裏を返せば、どれも「あとで作業する」ことが前提になっています。

スマホやGoProで足りるかどうかの見分け方

撮る方向が毎回はっきり決まっているなら、いま持っているもので足ります。

料理、子どもの顔、風景、どれも目の前にあります。

スマホの超広角でじゅうぶんきれいに入りますし、そのまま送れます。

足りなくなるのは、両手がふさがっているときと、後ろ側に何かが起きているときです。

ハンドルを握っている、坂を滑り降りている、子どもと手をつないでいる、そういう場面です。

GoProのような1方向のアクションカメラでも半分は解決しますが、後ろは残りません。

そこに価値を感じるかどうかが、境目になります。

機種を見ておくと、性格の違いもわかりやすくなります。

スクロールできます
機種強み合う人
Insta360 X5暗いところに強く
レンズを自分で交換できる
妥協せず
長く使いたい人
Insta360 X4 Air軽くて
価格を抑えられる
まず1台目に
したい人
DJI Osmo 360バッテリーが長持ち
価格も手が届く
すでにDJIを
使っている人
GoPro MAX2引き伸ばしのない8K
レンズ交換が簡単
GoProの操作に
慣れている人
RICOH THETA写真としての
全天球が得意
動画より
写真を残したい人

迷ったときは、アプリの使いやすさを軸にするのが失敗しにくいです。

撮ったあとの作業を続けられるかどうかが、このカメラの寿命を決めるからです。

買う前に借りて1週間使えば答えが出る

レンタルなら7泊8日で6,480円ほどなので、8万円台の本体を勘で買う必要はありません。

360度カメラを扱っているレンタルサービスは複数あり、Insta360のX5のような人気機種はどこでも借りられます。

月単位のプランだと7,300円ほどからで、そのまま買い取れる仕組みを持っているところもあります。

1週間あれば、いる・いらないの答えはほぼ出ます。

  • 旅行や出かける予定にぶつけて借りる
  • 見えない自撮り棒をセットで頼む
  • microSDカードが付くプランかを確かめる
  • 帰ってきた日に、素材を1本だけ書き出してみる

最後のひとつがいちばん大事です。

撮っている時間は誰でも楽しいので、そこだけで判断すると読み違えます。

帰宅してから1本仕上げてみて、それが楽しかったなら買って正解です。

途中で手が止まったなら、返却して終わりにすればお金は6,480円で済みます。

借りるプランを選ぶときは、microSDカードが付いてくるかを先に見ておくと近所へ買いに走る手間が省けます。カードなしだと届いても撮れないので、ここだけ確認しておけば当日から使えます。

家電量販店に置いてある機種なら、店頭で持ち比べるだけでも大きさの感覚はつかめます。

360度カメラでよくある質問

細かいところで引っかかりやすい点を、まとめて置いておきます。

パソコンを持っていなくてもスマホだけで完結しますか

スマホだけでも問題なく完結します。

各メーカーのアプリで見せる方向を決めて、そのまま書き出しまでできます。

ただし素材が重いため、本数が増えるとスマホの空き容量と動作の重さがネックになります。

長い動画を何本も扱うなら、パソコンや外付けのストレージがあると楽になります。

撮った映像をSNSにそのまま出せますか

そのままでは出せない場所が多いです。

丸ごと球体のまま再生できるのはYouTubeなど一部にかぎられます。

InstagramやXに載せるなら、普通の横向きや縦向きの動画に書き出してから投稿する流れになります。

動画は撮らず写真だけ使いたい場合はどうですか

写真中心なら、全天球写真を得意にしているRICOH THETAのような機種が合います。

部屋や会場をまるごと1枚に残せるので、内見の記録や集合写真では強いです。

走りながらの映像を撮らないなら、動画寄りの高性能機は持ちあまします。

中古で安く買っても大丈夫ですか

レンズの状態だけは実物で確かめたいところです。

飛び出したレンズに細かい傷が入っていると、映像のつなぎ目に影響が出ます。

写真では傷が見えにくいので、状態の記載が細かい店を選ぶか、保証が付く再生品を扱っているところから選ぶと安心です。

まとめ:360度カメラは編集の一手間が惜しい人にはいらないし記録を残したい人には効く

答えを分けるのは画質でも値段でもなく、撮ったあとの数分をどう感じるかです。

全方向が残っているぶん、見せたい方向を選ぶ作業が毎回ついてきます。

そこを楽しめる人には、他のカメラでは代わりが効かない道具になります。

面倒だと感じる人には、値段のぶんだけ損になります。

  • 判断の軸
    撮ったあとの5〜10分を、毎回とれるかどうか
  • 買って伸びる使い方
    走る、歩く、両手がふさがる、後ろ側に人がいる場面
  • いま持っているもので足りる使い方
    撮る方向が最初から決まっている場面
  • 予算の立て方
    本体だけでなく、カードと自撮り棒とレンズガードまで含める

それでも迷いが残るなら、次の一手はレンタルです。

出かける予定に合わせて1週間だけ借りて、帰った日に1本だけ書き出してみてください。

その作業が面白かったなら、そのまま買えばもう迷いません。

つまらなかったなら、6,480円で答えが買えたということです。

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