ジンバルを使うなら、手ブレ補正は切るのが正解です。
カメラ側の補正を入れたままだと、せっかくのジンバルの動きとケンカして、かえって映像がガタガタしたり、ゆらついたりしてしまいます。
特に「ワブル」や「コンニャク現象」といった違和感のあるブレが起きやすくなって、プロっぽい映像からは遠ざかってしまうんです。
ジンバルにはそもそもブレを抑える力があります。
だからこそ、カメラやスマホの手ブレ補正は思い切って切ってしまった方が、むしろ安定した、なめらかな映像が撮れます。
カクつきのない、スッと流れるような撮影がしたいなら、最初の一歩は「手ブレ補正を切ること」から始めてみてください。
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ジンバル使用時は基本的に手ブレ補正をオフにするのが最適
ジンバルを使うときは、基本的にカメラやスマホ側の手ブレ補正はオフにするのがベストです。
手ブレ補正をオンにしたままだと、ジンバルの動きと干渉してしまい、かえって映像が不自然になることがあります。
特に歩き撮影やパン(左右移動)を多用するシーンでは、補正の効きすぎが原因でカクついたり、映像に歪みが出たりすることもあります。
ジンバルはそれ自体で物理的にブレを抑えてくれるので、電子的な補正が重なると逆効果になる場合が多いんです。
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ジンバルとカメラの手ブレ補正の仕組みと違い
ジンバルとカメラの手ブレ補正は、そもそも仕組みがまったく違います。
ジンバルは、モーターを使って物理的にカメラの角度や動きを安定させる機械的な装置です。
一方で、カメラやスマホに内蔵されている手ブレ補正は、電子的な制御で映像の揺れを修正します。
この2つの補正を同時に使うと、同じ揺れを別々のロジックで処理することになり、結果として「ズレ」や「誤作動」が起きやすくなります。
二重補正で起こるトラブル(ワブル・コンニャク現象など)
二重補正をオンにしたまま撮影すると、まず起こりやすいのが「ワブル」と呼ばれるゆらゆらした映像の歪みです。
これは特に広角レンズや電子手ブレ補正の強い機種でよく見られます。
歩いているだけなのに、映像がビヨンビヨンと変な揺れ方をすることがありますよね。
これがワブルや「コンニャク現象」と呼ばれるもので、原因はジンバルのスムーズな動きと、電子補正の補正ロジックのぶつかり合いなんです。
この現象が起きると、プロっぽく撮ったつもりの映像も、一気に素人っぽく見えてしまいます。
画質やクロップへの影響
もう一つ見逃せないのが、画質や画角の問題です。
電子手ブレ補正は、映像を少し拡大してブレを吸収する仕組みなので、その分、画角が狭くなってしまいます。
ジンバルと組み合わせる場合、本来は広く撮れていたはずの構図がキツくなったり、意図しない被写体のカットが起きたりします。
また、補正処理によって画質が若干劣化するケースもあります。
せっかくジンバルでヌルヌルな映像を狙っているのに、画質が落ちてしまったらもったいないですよね。
ですので、ジンバルを使うなら、カメラ側の手ブレ補正は潔くオフにして、ジンバルの性能を活かしきるのがポイントです。
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ジンバル使用時の手ブレ補正オン/オフの判断基準
基本的には、ジンバル使用時はカメラやスマホ側の手ブレ補正はオフにするのが正解です。
ただし、撮影スタイルによってはオンにした方がいい場面もあります。
すべての状況で一律オフにするのではなく、撮影シーンに合わせた設定が大事なんです。
歩き撮影・三脚撮影はオフ
歩きながら撮るとき、もしくは三脚にジンバルを載せて固定撮影する場合は、手ブレ補正をオフにした方が自然な映像になります。
このときジンバルは、体の揺れや微細な動きを物理的に吸収してくれます。
そこに電子的な補正が加わると、動きが不自然になったり、逆にブレを強調してしまうケースもあります。
特にパンやチルトといったカメラの動きを多用するなら、ジンバルだけに任せたほうが、滑らかな映像になります。
三脚での固定撮影も同様で、そもそもブレが発生しにくい状況です。
余計な補正を入れると、画面が微妙に揺れたり、ズームしたような違和感が出たりします。
静止画面を重視するなら、潔く補正オフでクリアな画を狙いましょう。
手持ち撮影など例外的にオンが有効なケース
逆に、ジンバルを使わず、スマホやカメラを直接手で持って撮影するときは、手ブレ補正はオンにしたほうがいいです。
また、ジンバルを使っていても、混雑した場所や階段などで細かな体の揺れが目立つようなシーンでは、あえて補正を軽くオンにするのもアリです。
特にiPhoneやGoProのように強力な手ブレ補正が入っている機種は、状況によって段階的にオン/オフを使い分けるのがコツです。
設定によっては「スタンダード」「ブースト」など複数のモードがあるので、「強すぎない補正」を選ぶのもポイントです。
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機材別!手ブレ補正の正しい設定手順
機材によって、手ブレ補正の名前や設定場所はバラバラです。
ここでは一眼カメラ・アクションカメラ・スマホの3タイプに分けて、補正の切り方やおすすめ設定をまとめます。
一眼カメラ(Sony / Canon / Panasonic)
Sony αシリーズ
・「SteadyShot」を「切」に設定
・「手ブレ補正モード」が選べる機種は「アクティブ」ではなく「スタンダード」または「切」を推奨
・メニュー → 撮影設定 → 手ブレ補正 → 切
Canon
・「IS(Image Stabilizer)」ボタンをオフ
・メニュー内で電子手ブレ補正が設定できる場合、「電子IS」をオフに
・「動画電子IS」も必要に応じて無効化
Panasonic
・「手ブレ補正」→「OFF」または「ノーマル」に
・ジンバルと併用時は、Dual I.S.(デュアル手ブレ補正)をオフにすると映像の歪みを防げます
アクションカメラ(GoPro / DJI)
GoPro
・「HyperSmooth(ハイパースムース)」を「オフ」または「低」に設定
・「ブースト」はジンバルとの併用に不向きなので避ける
DJI Actionシリーズ
・「RockSteady」を「オフ」または「標準」に
・「HorizonSteady」は強めの補正なので、ジンバル併用時には注意が必要
アクションカメラは初期設定で補正が強めに効いているので、意識的に調整しないと二重補正になります。
画角が狭くなるのが嫌な方にも、補正オフ設定は効果的です。
スマートフォン(iPhone / Android)
iPhone
・iPhone標準カメラアプリでは補正設定は変更不可
・ProMovieやFilmic Proなどのサードパーティー製アプリを使うと補正をオフにできます
・iPhone 13以降の「センサーシフト補正」は常時オンなので、ジンバルとの相性に注意
Android
・機種によっては、カメラ設定内に「電子手ブレ補正(EIS)」のオン/オフ項目あり
・Google Pixelシリーズなどは「動画手ブレ補正」→オフが可能
スマホの場合、補正機能がソフトウェアに依存していることが多く、機種やアプリによって制御方法が変わります。
自分のスマホに合ったカメラアプリを選ぶと、より柔軟に対応できます。
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ジンバル撮影を滑らかにする実践Tips
映像を滑らかに仕上げたいなら、設定や操作のひと工夫がとても大事です。
ジンバルはただ装着するだけでは、そのポテンシャルを引き出せません。
少しの準備とコツで、見違えるようなクオリティになります。
バランス調整とオートチューン
まず何よりも大事なのが、カメラとジンバルのバランス調整です。
この工程を適当に済ませてしまうと、モーターに負荷がかかり、ブレや振動の原因になります。
ジンバルにカメラを載せたら、各軸をフリーにして、どの位置でも静止するように調整します。
最近のジンバルには「オートチューン」機能もあります。
これはバランス調整後に、モーターのパワーを自動で最適化してくれる機能です。
面倒な微調整が苦手な人でも安心ですし、屋外で風が強い日なども安定しやすくなります。
一度チューンを行っておくだけで、安定感がぐっと増します。
ジンバル歩きのコツ
ジンバルがブレを吸収してくれるとはいえ、撮影者の動き方によって映像は大きく変わります。
とくに歩きながらの撮影では「ジンバル歩き」がポイントです。
ジンバル歩きとは、足を上下に弾ませず、膝を軽く曲げて滑るように歩く動き方のこと。
モデルウォークや忍者歩きのようなイメージです。
また、急停止や急加速を避けて、ゆっくりと方向を変えることも意識しましょう。
これだけでも、プロっぽい滑らかな映像に近づけます。
撮影モードの使い分け(ロック・パンフォローなど)
ジンバルには複数の撮影モードが用意されています。
場面に応じてモードを使い分けることで、より狙い通りの動きが再現できます。
たとえば「パンフォローモード」は、カメラの左右の動きにだけ追従し、上下の揺れは抑えられます。
歩き撮影や追いかけ撮影などで、動きに自然な流れが出しやすいです。
一方「ロックモード」は、ジンバルがどんなに動いてもカメラの向きを固定します。
俯瞰ショットや被写体を正面から真っ直ぐ捉えたいときに便利です。
「FPVモード」や「フォローモード」は、アクション感を出したいときに向いています。
その場の雰囲気や演出意図に応じて、ジンバルのモードを使いこなすことが、滑らかな映像表現には欠かせません。
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撮影前に必ず確認したいチェックリスト
撮影前の数分の確認で、失敗を防げます。
特にジンバルは電子機器との連携もあるので、チェックポイントをしっかり押さえておきたいです。
・ジンバルのバランス調整は完了しているか
・オートチューンまたはモーターパワーの最適化を実施したか
・ジンバルのモードは撮影スタイルに合っているか
・バッテリー残量は十分にあるか(ジンバル・カメラ・スマホ)
・レンズキャップやカバーは外れているか
・スマホ連携やアプリ操作が必要な機種は接続済みか
このチェックを撮影のたびに習慣化すれば、トラブルはかなり減ります。
いざ本番で
「うまく動かない」
「録画できてなかった」
となる前に、しっかり準備しておきましょう。
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まとめ:ジンバル撮影は手ブレ補正を切るが正解!オフにすれば簡単にプロ級映像が撮れます
ジンバルを使うときはカメラやスマホの手ブレ補正を切るの正解です。
このひと手間だけで、不自然な揺れや歪みを防ぎ、なめらかで安定した映像になります。
特に初心者の方にとっては、設定の違いが映像の仕上がりに大きく影響することに驚くかもしれません。
でも、やることは意外とシンプルなんです。
撮影スタイルに合わせて、手ブレ補正を切るか残すかを判断し、ジンバルのバランス調整と撮影モードを正しく選ぶ。
これだけで、まるでプロが撮ったような映像に近づけます。
大がかりな機材や特別な技術がなくても、設定のポイントさえ押さえれば、誰でもスムーズな撮影ができます。
ジンバル撮影をもっと楽しみたいなら、まずは「手ブレ補正オフ」から始めてみてください。
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