Insta360 X5のジンバルモードは、別のジンバルを用意しなくても、手ブレを抑えた滑らかな普通の動画をカメラ1台で撮れる機能です。
正式な名前は「バーチャルジンバル」で、撮影モードの「インスタフレーム」が2.0になったときに加わりました。
「ジンバルモード」と呼ばれているのは、使い心地が本物のジンバルそっくりだからです。
ざっくり言うと、ジンバルを別で買わなくても、Vlogや日常の動画がぐっと撮りやすくなる機能です。
中身はピッチロック・フォロー・FPVの3つから選べて、撮りたい雰囲気で切り替えられます。
それぞれの違いは、まずこの早見表でつかんでおけば大丈夫です。
| モード | ひとことで言うと |
|---|---|
| ピッチロック | 水平をキープして安定 |
| フォロー | 動きに自然について来る |
| FPV | ドローンみたいに自由 |
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- ジンバルモードの正体と、インスタフレーム2.0との関係
- ピッチロック・フォロー・FPVの違いと選び方
- 4Kと1080pで変わる360度バックアップの仕組み
- 本物のジンバルと、どう使い分ければいいか
- きれいに撮るコツと、あると便利なアクセサリー
Insta360 X5のジンバルモードでできること

ジンバルモードの正体はインスタフレーム2.0のバーチャルジンバル
ジンバルモードって、インスタフレームと何が違うの?
じつは「ジンバルモード」という名前のメニューは、X5の中をさがしても見つかりません。
正式な名前は「バーチャルジンバル」で、撮影モードの「インスタフレーム」がバージョン2.0になったときに加わった機能です。
つまりジンバルモードとバーチャルジンバルは同じものを指していて、呼び方が違うだけです。
このバーチャルジンバルは、2025年12月に配信されたファームウェアv1.7.43から使えるようになりました。
仕組みとしては、X5が周囲を360度ぜんぶ撮りながら、その中から正面だけを切り出してフラット動画(360度ではない、ふつうの横長や縦長の動画)として記録しています。
覚えておきたいのは、この3つだけです。
- ジンバルモード=バーチャルジンバル(呼び方が違うだけ)
- 撮影モードインスタフレーム2.0の中に入っている機能
- ファームウェアv1.7.43(2025年12月)から使える
ピッチロックとフォローとFPVの違いと使い分け
バーチャルジンバルには3つのモードがあって、どんな動きの映像にしたいかで選びます。
公式の説明では、それぞれの得意分野はこう分かれています。
| モード | 特徴 | 向いているシーン |
|---|---|---|
| ピッチロック | カメラを上下に傾けても 水平・垂直をキープ | 風景 POV (一人称目線) |
| フォロー | カメラの動きに 滑らかに追従 | 自撮りのVlog |
| FPV | 自由でダイナミックな動き | アクロバティックな映像 |
迷ったら、風景やPOVはピッチロック、自撮りVlogはフォロー、ダイナミックに見せたいときはFPV、で大丈夫です。
実機で歩きながら撮ったレビューでも、不自然なガタつきがなく「見えないジンバルが働いている感覚」だったと報告されています。
360度映像から切り出すより画質が安定しやすい理由
X5はもともと、360度でまるごと撮って、あとから好きな向きを切り出す使い方もできます。
ただ360度から切り出すと、真ん中はきれいでも、端っこは引き伸ばされて画質が落ちやすくなります。
ジンバルモードは撮るときに向きを決めてしまうので、その分きれいに残りやすいと言われています。
しかもフラット動画として保存するぶん、360度でまるごと残すよりデータが軽くなります。
車載やバイクの走行動画のように、長時間ずっと撮りっぱなしにしたいときは、この軽さがじわじわ効いてきます。
ジンバルモードならではのうれしいところを、まとめておきます。
- 撮ってそのまま使えて、編集の手間が少ない
- 端の引き伸ばしによる画質の劣化が起きにくい
- 360度でまるごと残すよりファイルが軽い
本物のジンバルやOsmo Pocketとの使い分け
では、DJIのOsmo Pocketみたいな本物のジンバルはもういらないのか、というと、そこは正直、用途しだいです。
本物のジンバルはレンズを物理的に動かして手ブレを抑えるので、暗い場所や激しい動きでの安定感はやっぱり一枚上手です。
いっぽうでX5のジンバルモードは、カメラ1台で360度もフラット動画もこなせる身軽さが強みです。
| くらべるポイント | X5のジンバルモード | 本物のジンバル (Osmo Pocketなど) |
|---|---|---|
| 持ち運ぶ機材 | カメラ1台 | カメラ+ジンバル |
| 360度撮影 | できる | できない |
| 暗所・激しい動き | そこそこ | 強い |
| 1台での万能さ | 高い | 専用機寄り |
身軽さとシーンの幅で選ぶならX5、安定感をとことん追い込むなら本物のジンバル、という分け方がしっくりきます。
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Insta360 X5のジンバルモードの使い方と設定のコツ

ジンバルモードを使う前の準備とファームウェア更新
「メニューに見当たらない」「使えない」というときは、たいていアップデートがまだです。
使う前に、この3つをそろえておきましょう。
- カメラのファームウェアをv1.7.43以降にする
- Insta360アプリをv2.14.0以降にする
- アップデートはアプリ経由で、バッテリーは余裕を持って行う
ファームウェアとアプリの両方を最新にしておけば、ほぼ確実に使えるようになります。
なお、このバーチャルジンバルはX5向けに配信された機能で、X4には同じアップデートが降りてきていないという声が多く見られます。
ジンバルモードの始め方と画角の動かし方
使い方そのものは、とてもシンプルです。
①撮影モードでインスタフレームを選ぶ
カメラの撮影モードを切り替えて、360度モードの中から「インスタフレーム」を選びます。
②バーチャルジンバルのモードを選ぶ
設定でバーチャルジンバルをオンにして、ピッチロック・フォロー・FPVから好みのモードを選びます。
③向きを決めて録画する
あとは撮りたい向きにカメラを向けて録画するだけで、選んだモードに合わせて滑らかに記録されます。
録画中に画角を動かしたいときは、カメラのタッチスクリーンで向きを変えられます。
親指だけで画角を動かしたいなら、ジョイスティック付きの自撮り棒を使うと一気にラクになります。
4K30fpsと1080pで変わる360度バックアップの仕組み
ここは、ちょっとだけ知っておくと得をするポイントです。
4Kの高画質で撮るときは、360度のバックアップ映像は残りません。
画質ごとの違いを、表にまとめておきます。
| 設定 | フラット動画の画質 | 360度バックアップ | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|
| 4K / 30fps | 4K (高画質) | 残らない | 撮ってそのまま使う |
| 1080p / 30fps | 1080p | オン/オフを選べる | あとで編集や 切り出しもしたい |
1080pでバックアップをオンにすると、フラット動画と5.7K+の360度映像(あとから向きを切り出せる保険の映像)を同時に記録できます。
つまり、画質をいちばん上げたいなら4K、保険で360度も残したいなら1080p、という選び方になります。
スティッチラインと画質をきれいに保つコツ
360度カメラはレンズが2つあるので、その映像をつなぐ「スティッチライン」という継ぎ目ができます。
ジンバルモードも360度の映像から作るので、撮り方しだいで、この継ぎ目が目立つことがあります。
カメラを真横に大きく傾けたり、レンズのすぐ近くに被写体を置いたりすると継ぎ目が出やすいので、そこだけ避ければきれいに撮れます。
きれいに残すために意識したいのは、この3つです。
- カメラを大きく横に倒しすぎない
- 被写体はレンズから少し離す
- 最高画質をねらうなら、水辺以外ではレンズガードを外す
レンズガードは、付け外しを自動で検知してくれるので、つなぎ目の調整も自動でやってくれます。
フリーフレーム自撮り棒や撮影グリップを足すと変わること
カメラ単体でも使えますが、ジョイスティック付きの「フリーフレーム自撮り棒」を足すと操作感がぐっと変わります。
グリップのジョイスティックを親指で倒すだけで、録画しながらカメラの向きを滑らかに動かせます。
付属のマウントで縦・横をその場で切り替えられるので、YouTube向けの横動画も、リールやTikTok向けの縦動画も撮り分けやすくなります。
アクセサリーを足すと、こんなことがラクになります。
- 親指だけで画角を動かせる
- 録画の開始・停止も手元で完結する
- 縦・横の切り替えがその場でできる
写真をしっかり撮りたいなら、シネマっぽい比率で撮れる「X5撮影グリップ」も相性がいいです。
Insta360 X5のジンバルモードでよくある質問
インスタフレーム2.0とジンバルモードの違いは何か
インスタフレーム2.0は撮影モードそのものの名前です。
その中に入っている手ブレ補正の機能が「バーチャルジンバル」で、これが俗に言うジンバルモードにあたります。
大きな箱がインスタフレーム2.0、その中の道具がジンバルモード、というイメージです。
ジンバルモードで4K撮影はできるか
できます。
ただし4K(30fps)で撮れるのは、フラット動画だけを残す設定にしたときです。
この場合は360度のバックアップ映像は残らないので、あとから別の向きを切り出すことはできません。
X4でもジンバルモードは使えるか
このバーチャルジンバルはX5向けに配信された機能で、X4には同じアップデートが来ていないという声が多いです。
対応機種は変わることもあるので、最新の状況はInsta360の公式サイトで確認するのが確実です。
360度のバックアップを残すにはどうすればいいか
フラット動画の画質を1080p(30fps)に設定して、360度バックアップをオンにします。
こうするとフラット動画と5.7K+の360度映像を同時に記録できるので、あとから自由に向きを切り出せます。
まとめ:Insta360 X5のジンバルモードで撮影スタイルが広がる
Insta360 X5のジンバルモードは、別の機材なしでジンバルみたいな滑らかな動画が撮れる、X5の使い道をぐっと広げてくれる機能です。
最後に、押さえておきたいところをまとめておきます。
- 正式名はバーチャルジンバル(インスタフレーム2.0の機能)
- 動きの出方はピッチロック・フォロー・FPVの3つから選ぶ
- 4Kは360度バックアップなし、1080pなら同時記録もできる
- 本物のジンバルの代わりというより、1台で何役もこなす身軽さが魅力
まずはフォローモードでVlogを撮ってみると、便利さがすぐ実感できるはずです。
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