Insta360 X6とX5の違いを比較すると、価格差は33,200円です。
初めての1台なら
夜・速い動き・平面撮影のどれか1つでも重視するならInsta360 X6
日中の旅行や家族の記録が中心ならInsta360 X5で足ります。
すでにInsta360 X5を持っているなら、急いで買い替える必要はありません。
8Kの360度動画も、夜間用のPureVideoも、交換式レンズも、InstaFrame 2.0も、Insta360 X5にすでに載っているからです。
33,200円で変わるのは、次の4つに絞られます。
- 夜と明暗差に強くなる
センサーが33%大きくなり、環境光センサーが2基入って、ダイナミックレンジも13.5段から14.5段へ - 速い動きに強くなる
360度動画が8K30fpsから8K50fpsへ、バレットタイムは4K240fpsへ - 平面カメラとしての実力が上がる
片側レンズが4K60fpsから5K60fpsへ、写真も約18MPから42MPへ - 長く回せるようになる
8K30fpsの公式撮影時間が93分から140分へ、消費電力もInsta360 X5比で35%減
逆に言うと、この4つに用がなければ33,200円は返ってきません。
Insta360 X6はすべての数字でInsta360 X5を上回る機種でもありません。
通常の360度動画を4Kで撮るときのコマ数はInsta360 X5の120fpsが上で、画面もInsta360 X5のほうが大きく、80%までの充電もInsta360 X5が4分早く終わります。
撮り方別の答えを、先に並べます。
| 撮り方・状況 | 答え | 理由 |
|---|---|---|
| 初めて買って 3年以上使いたい | Insta360 X6 | 今の上限性能を 長く使える |
| 日中の旅行・ 家族の記録が中心 | Insta360 X5 | 8K30fpsで 不足しにくい |
| 夜景・トンネル・ 暗い室内 | Insta360 X6 | 大型センサーと 環境光センサー2基 |
| バイク・スキー・ 子どものスポーツ | Insta360 X6 | 8K50fpsと 高解像度のスロー |
| 平面の動画も 1台で撮りたい | Insta360 X6 | 5K60fpsと 4K120fps |
| 360度動画しか 撮らない | Insta360 X5も有力 | 基本機能は すでに出そろっている |
| 今のInsta360 X5に 不満がない | そのまま継続 | 買い替え差額を 回収しにくい |
| Insta360 X4以前 から乗り換える | Insta360 X6 | 2世代ぶんの進化を まとめて受け取れる |
2機種は公式ストアに並んで置かれているので、価格も同梱品も同じ画面で見比べられます。
84,800円のInsta360 X5に載っている機能を公式ストアの仕様欄で確かめる
- 初めて買う人とInsta360 X5を持っている人で、判断の基準が変わること
- Insta360 X5を選んでも失わない機能が、思ったより多いこと
- 同じ構成のキットで比べても、価格差が約33,000円のまま残ること
- Insta360 X5のほうが上回っている6つの項目
- 最終的に何Kの何fpsで書き出すかで、必要な機種が変わること
Insta360 X6とX5の違いを比較すると33,200円で変わるのは4つ

公式スペックを突き合わせると、変わった項目自体は10を超えます。
ただ、33,200円の重みを感じている人にとって効いてくるのは
夜・速い動き・平面撮影・撮影時間の4つだけです。
先に、Insta360 X5を選んでも失わないものから見ておくと、判断がぐっと軽くなります。
Insta360 X6とX5で変わらない機能
360度カメラとして楽しい部分は、ほとんど両機に共通しています。
| 共通する機能 | Insta360 X6 | Insta360 X5 |
|---|---|---|
| 360度の PureVideo | 8K30fps | 8K30fps |
| FlowState 手ブレ補正 | 対応 | 対応 |
| 360度水平維持 | 対応 | 対応 |
| InstaFrame 2.0 | 対応 | 対応 |
| 交換式レンズ | 対応 | 対応 |
| 見えない 自撮り棒効果 | 対応 | 対応 |
| 絞り | F2.0 | F2.0 |
| ISO感度 | 100〜6400 | 100〜6400 |
| 動作温度 | -20℃〜40℃ | -20℃〜40℃ |
| microSDカード | UHS-I V30以上 | UHS-I V30以上 |
| 1/4インチねじ穴 | 対応 | 対応 |
Insta360 X5を選んでも、360度カメラの基本機能はほとんど失いません。
撮ったあとに好きなアングルを決められることも、自撮り棒が映像から消えることも、氷点下20度で動くことも同じです。
33,200円は、360度撮影ができるかどうかではなく、画質・コマ数・撮影時間・平面撮影をどこまで上げるかに払う金額です。
通常版もキット構成も価格差は約33,000円のまま
公式ストアの通常版の値段は、次のとおりです。
| 構成 | 価格(税込) | 差 |
|---|---|---|
| Insta360 X5 通常版 | 84,800円 | ー |
| Insta360 X6 通常版 | 118,000円 | +33,200円 |
ここで気になるのが、キットを選べばこの差が縮むのかという点です。
同梱物がなるべく近くなる組み合わせで並べると、答えははっきりします。
| 用意するもの | Insta360 X5 | Insta360 X6 | 差 |
|---|---|---|---|
| 本体だけ (通常版) | 84,800円 | 118,000円 | 33,200円 |
| 本体 +114cm自撮り棒 +レンズキャップ (スターターキット) | 90,400円 | 123,900円 | 33,500円 |
| 本体 +予備バッテリー +自撮り棒 +充電ケース (エッセンシャル/究極キット) | 101,800円 | 135,000円 | 33,200円 |
いちばん下の段は同梱物が完全に同じではありません。
Insta360 X5のエッセンシャルキットには標準レンズガードと収納ケースが付き、Insta360 X6の究極キットには保証期間が1年追加される延長保証(7,300円相当)が付きます。
それでも、必要な付属品をそろえたうえで比べても価格差は約3万3,000円のまま動きません。
本体だけを安く見せている差でもなければ、キットの組み方で消える差でもない、ということです。
キットの中身の選び方は、別記事にまとめてあります。

センサーは1/1.28インチから1/1.1インチへ大型化
33,200円の中身のうち、いちばん大きい部分がここです。
Insta360 X5はソニー製の1/1.28インチセンサーを2つ、Insta360 X6は1/1.1インチのスクエア型センサーを2つ積んでいます。
センサーは、レンズが集めた光を受け止める板のことで、面積が広いほど一度に受け取れる光の量が増えます。
公式によると、Insta360 X6のセンサーは面積がInsta360 X5比で33%大きく、ピクセルあたりの光の取り込み量は300%になっています。
4:3の比率で360度の映像を撮るときには、1インチセンサーと同じ撮像面積になる、という説明もされています。
ここは少しややこしいので、先に整理しておきます。
Insta360 X6のセンサーそのものは1インチではなく、1/1.1インチです。
正方形のセンサーを丸い魚眼レンズの結像に合わせて無駄なく使うことで、結果として1インチ相当の面積が使える、という話になります。
明るさに効く数字も、あわせて上がっています。
| 項目 | Insta360 X5 | Insta360 X6 |
|---|---|---|
| センサー | デュアル 1/1.28インチ | デュアル 1/1.1インチ |
| 最大 ダイナミックレンジ | 13.5段 | 14.5段 |
| チップ | 5nm AIチップ+ イメージングチップ2基 | 4nm AIチップ+ イメージングチップ2基 |
| 環境光センサー | ー | 2基 |
ダイナミックレンジは、明るいところと暗いところをどこまで同時に写せるかの幅です。
1段ぶん広がると、トンネルの出口で空が真っ白に飛びにくくなり、逆光の人物の顔も黒くつぶれにくくなります。
Insta360 X6に新しく載った2基の環境光センサーは、蛍光灯やLEDのちらつきを抑える役目を持っています。
夜の商店街や体育館で映像に横縞が走る現象が出にくくなる、という方向の改善です。
では、この差はどんな場面で見てわかるのでしょうか。
日中の360度映像はInsta360 X5でも不足しにくい
晴れた日の風景や街並みでは、両機の差は小さくなります。
Insta360 X5は11Kの素材から8Kへ落とし込むスーパーサンプリングを使っていて、切り出したときのディテールが残りやすい作りです。
実機で3台を撮り比べたバイク実写比較でも、昼間はどれも十分きれいで大きな差は感じにくかった、と書かれています。
発売前の実機を使ったレビューでも、Insta360 X5との違いは上品な発色とノイズの減り方、適度なシャープ感という書き方にとどまっています。
日中の旅行やお散歩がメインなら、ここに33,200円を払う理由は見つけにくいところです。
夜景はInsta360 X6がノイズと暗部の描写で有利
暗いところになると、センサーの面積差がそのまま出てきます。
前述のバイク実写比較では、街灯の少ない暗所ほど差がわかりやすく、Insta360 X6のほうが細部まで鮮明に残ったと報告されています。
おもしろいのは、その差が撮影現場のスマートフォン画面では気づきにくく、帰宅してパソコンの大画面で並べたときにはっきりした、という点です。
あとから大きな画面で見返す人ほど効いてくるタイプの進化、ということになります。
ただし、Insta360 X5が暗所に弱い機種というわけでもありません。
夜間用のPureVideoモードは両機とも360度で8K30fpsに対応していて、置いていかれるのはPureVideoを持たないもっと下の世代です。
それでも、暗所でひとつだけはっきりした差があります。
| PureVideoモード | Insta360 X5 | Insta360 X6 |
|---|---|---|
| 360度 | 8K30fps | 8K30fps |
| 片側レンズ | 4K30fps | 4K60fps |
360度で撮るぶんには同じ8K30fpsですが、片側のレンズだけで撮る夜間撮影はInsta360 X6が倍のコマ数になります。
夜のツーリング映像を、ふつうの横長動画として残したい人にはここが効いてきます。

360度動画は8K30fpsから8K50fpsへ
360度動画のコマ数は、次のように変わります。
| 解像度 | Insta360 X5 | Insta360 X6 | どちらが上 |
|---|---|---|---|
| 8K | 30fps | 50fps | Insta360 X6 |
| 6K前後 | 5.7K60fps | 6K60fps | Insta360 X6 |
| 4K | 120fps | 100fps | Insta360 X5 |
| バレットタイム 4K | ー | 240fps | Insta360 X6 |
| 最大ビットレート | 180Mbps | 240Mbps | Insta360 X6 |
見落とされがちなのが、3行目です。
通常の360度動画を4Kで撮る場合に限ると、Insta360 X5の120fpsがInsta360 X6の100fpsを上回ります。
一方で、自撮り棒を回して撮るバレットタイムはInsta360 X6が4K240fpsに対応します。
スローモーション全体でInsta360 X5が上、という意味ではないので、そこは分けて考えると迷いません。
fpsは1秒あたりに記録するコマ数のことで、30fpsなら1秒を30枚、50fpsなら50枚の静止画で残す仕組みです。
8Kが30fpsから50fpsになって効いてくるのは、被写体か自分のどちらかが速く動いている場面です。
- 差が出る撮り方
バイクの車載/スキー・スノーボード/マウンテンバイク/子どものスポーツ/走りながらの撮影/あとからスローにする映像 - 差が出にくい撮り方
三脚に固定した風景/散歩/室内での会話/最終的に30fpsで書き出す動画/スマートフォンで見る短いSNS動画
撮った素材をYouTubeへ4K30fpsで書き出すなら、50fpsぶんの情報は書き出しの段階で捨てられます。
そしてもうひとつ、パソコン側の事情もあります。
1秒あたりのコマ数もビットレートも上がるので、そのぶんデータの量が増えます。
すでにInsta360 X5を使っていて8K素材のプレビューがもたついているなら、カメラより先に編集環境を整えるほうが満足度は上がります。
平面動画は4K60fpsから5K60fpsへ
360度カメラを買っても、実際にはふつうのアクションカメラとして使う日のほうが多かったりします。
片側のレンズだけで撮るシングルレンズモードが、その使い方にあたります。
| 項目 | Insta360 X5 | Insta360 X6 |
|---|---|---|
| 最高画質 | 4K60fps | 5K60fps |
| 動画モードで いちばん多いコマ数 | 1080p120fps | 4K120fps |
| 170度の超広角 | 4K30fps | 5K30fps |
| 夜間のPureVideo | 4K30fps | 4K60fps |
| 写真 | 約18MP | 42MP |
ここが、変わった項目の中でいちばん体感差の大きい場所です。
Insta360 X5でなめらかなスローを撮ろうとすると、画質を1080pまで落とす必要がありました。
Insta360 X6なら、4Kのままスローが撮れます。
子どもが走り出す瞬間や、波に乗る一瞬を大きな画面で見返したい人には、ここがいちばん響く変化かもしれません。
そうなると、平面用のカメラを別に持ち歩いている人は、その1台を減らせる可能性が出てきます。
ただ、ここには条件がひとつあります。
170度の超広角で撮れるのは5K30fpsで、5K60fpsのときの画角は最大132度です。
公式ページの注記に書かれている条件で、画角の広さとコマ数は同時には取れない作りになっています。
広い画角のままなめらかに撮りたい場面では、専用のアクションカメラのほうが素直なこともあります。
画角も取り回しも長時間撮影も含めて完全に同じではないので、必ず1台にまとめられるとまでは言えないところです。
それでも、持ち歩く機材を減らせる可能性が出てきたのは大きな変化です。
2台を1台にできる人にとって、33,200円は上乗せではなく差し引きの計算に変わります。

バッテリーは8K30fpsで93分から140分へ
実利で言えば、ここがいちばん大きい変化かもしれません。
| 項目 | Insta360 X5 | Insta360 X6 |
|---|---|---|
| バッテリー容量 | 2400mAh | 2600mAh |
| 8K30fpsの 連続撮影 | 93分 | 140分 |
| 耐久モードの 連続撮影 | 5.7K24fpsで 208分 | ー |
| 80%まで充電 | 20分 | 24分 |
| 100%まで充電 | 35分 | 35分 |
8K30fpsで93分から140分へ、47分の上積みです。
率にすると約51%増で、京都から東京まで新幹線で移動するあいだ、途中で切らずに8Kで回し続けられる計算になります。
おもしろいのは、バッテリー容量が200mAh増えただけでこの差が出ている点です。
公式によると、Insta360 X6は8K30fpsで撮るときの消費電力をInsta360 X5比で35%減らしています。
あわせて、Star-Ridgeという放熱設計が新しく入りました。
ここでひとつ、数字の読み方に気をつけたい部分があります。
140分は8K30fpsをラボ環境で測った値で、8K50fpsで140分回せるという意味ではありません。
発熱についても、公式が示しているのは消費電力35%減と冷却効率10%向上という設計面の数字までです。
実機での止まり方は、テストした人の環境によって差が出ています。
前出のPRONEWSのレビューでは、室温24.8度・8K30fps・画面オフの条件で、48分ほどで熱による停止が起きたと書かれています。
気温・風の当たり方・設定・個体で変わる部分なので、真夏でも絶対に止まらないとまでは言えません。
言えるのは、公式の撮影時間が93分から140分へ伸び、消費電力が35%下がったという事実までです。

本体は24.5mm低く太くなり重さの差は4g
小型化と聞くと軽くなると思いがちですが、数字を並べると変わるのは軽さではありません。
| 項目 | Insta360 X5 | Insta360 X6 | 差 |
|---|---|---|---|
| 高さ | 124.5mm | 100.0mm | 24.5mm低い |
| 幅 | 46mm | 50.0mm | 4mm広い |
| 厚み | 38.2mm | 40.0mm | 1.8mm厚い |
| 重さ | 200g | 196g | 4g軽い |
重さの差は4gです。
1円玉4枚ぶんなので、自撮り棒の先に付けて長く振り回しても手首が感じ取れる差ではありません。
効いてくるのは、高さのほうです。
24.5mmというのは、単三電池を横に2本並べたくらいの長さになります。
この分だけ背が縮むと、ヘルメットの横に付けたときの張り出しや、ジャケットの内ポケットへの収まりが変わります。
そのかわり、幅と厚みは増えました。
短く太い形になったぶん、自撮り棒を使わず本体を素手で握って撮ることが多い人は、持ち心地が変わる可能性があります。

内蔵ストレージ47GBと20m防水とOLED画面が加わる
スペック表の下のほうにも、地味に効く差がまとまっています。
| 項目 | Insta360 X5 | Insta360 X6 |
|---|---|---|
| 内蔵ストレージ | なし | 64GB (使用可能47GB) |
| 防水 | 本体のみで15m | 本体のみで20m |
| 画面 | 2.5インチLCD | 2.32インチOLED 最大1200ニト・常時表示 |
| Wi-Fi | 802.11a/n/ac | Wi-Fi 6 |
| USB | USB-C 3.0 | USB-C 3.1 |
| Bluetooth | BLE 5.2 | BLE 5.3 |
| 交換式レンズ | 交換式レンズ | 交換式レンズ 2.0 |
| マイク | ウインドガード内蔵 | 360度風防マイク |
内蔵ストレージは、microSDカードを忘れたときの保険になります。
8Kの360度動画は容量を一気に使うので、しっかり撮る日はやはりmicroSDカードが前提です。
どの容量を選べばいいかは、別記事にまとめてあります。
防水は、本体だけで15mから20mへ深くなりました。
シュノーケリングやプールで使うぶんにはどちらも足りますが、ケースなしで潜る機会が多い人には差が出ます。
画面は、大きさではInsta360 X5の2.5インチが上です。
ただ、Insta360 X6は有機ELになって最大1200ニトまで明るくなり、常時表示にも対応しました。
真夏の直射日光の下でも画面が読めるかどうかは、撮り直しのきかない場面で効いてきます。
交換式レンズ2.0は、耐傷性能が従来比で5倍になり、スチールウールで2,000回以上こする試験を通っています。
360度カメラは前後にレンズがむき出しなので、ここが強くなるのは日常的にありがたい部分です。
Insta360 X6とX5のスペック比較表
ここまでの数字を、判断への影響つきで1枚にまとめておきます。
| 項目 | Insta360 X6 | Insta360 X5 | 判断への影響 |
|---|---|---|---|
| 通常版価格 | 118,000円 | 84,800円 | X5が33,200円安い |
| センサー | デュアル 1/1.1インチ | デュアル 1/1.28インチ | X6が暗所に有利 |
| ダイナミックレンジ | 14.5段 | 13.5段 | X6が明暗差に強い |
| 360度動画 8K | 50fps | 30fps | X6が動体に有利 |
| 360度動画 6K前後 | 6K60fps | 5.7K60fps | X6が高解像度 |
| 360度動画 4K | 100fps | 120fps | 通常撮影はX5が上 |
| バレットタイム | 4K240fps | ー | 回して撮るならX6 |
| 平面動画 | 5K60fps 4K120fps | 4K60fps 1080p120fps | X6が大きく有利 |
| 170度の超広角 | 5K30fps | 4K30fps | 5K60fpsでは132度 |
| 夜間のPureVideo 片側レンズ | 4K60fps | 4K30fps | 夜の平面撮影はX6 |
| 360度写真 | 120MP | 約72MP | X6が高精細 |
| 片側レンズ写真 | 42MP | 約18MP | X6が高精細 |
| 色の記録 | 10-bit I-Log Dolby Vision | 8-bit I-Log | 作り込むならX6 |
| 最大ビットレート | 240Mbps | 180Mbps | X6が情報量で有利 |
| 画面 | 2.32インチOLED 最大1200ニト | 2.5インチLCD | 大きさはX5 見やすさはX6 |
| サイズ | 50.0×100.0 ×40.0mm | 46×124.5 ×38.2mm | X6は低いが太い |
| 重さ | 196g | 200g | 差は4gだけ |
| バッテリー | 2600mAh | 2400mAh | X6が大容量 |
| 8K30fps撮影時間 | 140分 | 93分 | X6が47分長い |
| 80%充電 | 24分 | 20分 | X5が4分早い |
| 内蔵ストレージ | 64GB (使用可能47GB) | なし | X6のみ |
| 防水 | 本体のみで20m | 本体のみで15m | X6が5m深い |
| タイムラプス | 16K | 11K | X6が高精細 |
| カラー | 黒・白 | 黒・白 | 同じ |
ほとんどの行でInsta360 X6が上ですが、価格・4Kのコマ数・充電の速さ・画面の大きさはInsta360 X5が勝っています。
通常版と上位キットで同梱品が変わるので、中身は公式ストアの商品ページに並んでいます。
Insta360 X6の通常版とキットの同梱品を公式ストアで見比べる
Insta360 X6とX5はどっちを買うか違いを比較して決める

同じ33,200円でも、初めて買う人とInsta360 X5を持っている人では重さがまるで違います。
初めての1台は数年使うので、上限性能の差が長く効いてきます。
すでにInsta360 X5がある人は、今の不満が消えるかどうかだけが判断材料になります。
基準を分けて整理します。
- 初めて買う人
夜・速い動き・平面撮影のうち、どれか1つでも重視するならInsta360 X6 - すでにInsta360 X5を持っている人
夜の画質・撮影時間・平面撮影のうち、2つ以上にはっきりした不満があるときに買い替えを検討
初めての1台は数年ぶんの満足を買う話で、買い替えは今ある不満を消す話だからです。
初めて買うなら夜と動体と平面撮影のどれか1つでInsta360 X6
33,200円を回収できるのは、次のどれかにあてはまる人です。
- 夜景・夜のツーリング・照明を落とした室内をよく撮る
- バイクやスキー、子どものスポーツなど速い動きを撮る
- 平面の動画も1台で撮って、持ち歩く機材を減らしたい
- 1回の外出で長く回したい
- 編集ソフトで色を作り込む
- ケースなしで水深20mまで潜る機会がある
- これから数年使う1台目がほしい
初めての1台では、あとから「あの機能があれば」と気づく場面が読めません。
3年使うつもりなら33,200円の差は月あたり約922円ですが、年に数回しか使わないなら本体差額をそのまま重く感じます。
撮る回数が多い人ほど、上限の高いほうを選んでおくと後悔しにくくなります。
日中の360度撮影が中心ならInsta360 X5で足りる
Insta360 X5を選ぶ理由も、同じくらいはっきりしています。
- 撮るのは日中の旅行・散歩・家族の記録が中心
- 撮ったあとはスマートフォンで簡単に仕上げるだけ
- 書き出しは4K30fps前後で、8Kのまま残す予定がない
- 通常の4K360度動画で最高のスローを撮りたい
- 撮影の合間に急いで充電したい
- 浮いた33,200円をアクセサリーやmicroSDカードに回したい
Insta360 X5は2025年4月に出たモデルですが、後継が出たからといって実力が落ちるわけではありません。
8Kの360度動画も、夜間用のPureVideoも、交換式レンズも、FlowState手ブレ補正も、360度水平維持も載っています。
本体だけで水深15mまで潜れて、氷点下20度でも動きます。
5.7K24fpsの耐久モードなら最大208分撮れるので、移動や観光のたびに録画を止める使い方なら1日の旅行でも対応しやすくなります。
アクセサリーも情報も出そろっているので、買ったその日から迷わず使い始められます。
Insta360 X5のほうが上回る6つの項目
新しい機種を選べば、すべての使い勝手がよくなるわけでもありません。
Insta360 X5が勝っている部分と、Insta360 X6を選ぶときに知っておきたい条件をまとめます。
| 項目 | Insta360 X5 | Insta360 X6 |
|---|---|---|
| 本体価格 | 84,800円 | 118,000円 |
| 通常の360度動画 4Kのコマ数 | 120fps | 100fps |
| 画面の大きさ | 2.5インチ | 2.32インチ |
| 80%までの充電 | 20分 | 24分 |
| 幅と厚み | 46×38.2mm | 50.0×40.0mm |
| アクセサリーの 買い直し | すでに手元にある | バッテリーなど 一部は買い直し |
データ量の増え方も、頭に入れておくと安心です。
8K50fpsは最大ビットレートも上がるので、保存容量もパソコンの処理も余分に必要になります。
Dolby Visionで撮った映像を書き出せる環境も、今のところ限られています。
そして5K60fpsで撮るときの画角は最大132度で、170度の超広角は5K30fpsのときに使えます。
この6項目のどれかが自分の撮り方に刺さるなら、33,200円を払わない判断にも十分な理由があります。
最終的に書き出す形から選ぶと迷わない
カメラの中の最大スペックではなく、最後に何Kの何fpsで書き出すかで考えると答えが早く出ます。
| 最終的に作る動画 | 向いている機種 | 理由 |
|---|---|---|
| 4K30fpsの 旅行動画 | Insta360 X5 | 8K30fpsから 切り出せば足りる |
| 夜の4K30fps動画 | Insta360 X6 | 暗部と明暗差と 色に余裕がある |
| 4K60fpsの 平面動画 | Insta360 X6 | 夜間のPureVideoも 4K60fps対応 |
| 速いスポーツの 360度動画 | Insta360 X6 | 8K50fpsで 切り出しやすい |
| 通常4Kの 最高のスロー | Insta360 X5 | 360度動画で 120fps |
| バレットタイム | Insta360 X6 | 4K240fpsに対応 |
| SNSへ撮って出し | Insta360 X5 でも十分 | 10-bit編集の 恩恵が小さい |
| 色を作り込む作品 | Insta360 X6 | 10-bit I-Logと 240Mbps |
書き出す形を先に決めると、余計な性能にお金を払わずに済みます。
Insta360 X5からの買い替えは2つ以上の不満があるとき
すでにInsta360 X5を持っている場合、判断の軸が変わります。
次の項目のうち2つ以上あてはまるなら、買い替えを考える価値があります。
- 夜景やトンネルの映像のノイズに不満がある
- 8K30fpsで93分の撮影時間では足りない場面がある
- 片側レンズの4K60fpsでは物足りない
- 平面撮影用のカメラも一緒に持ち歩いている
- 8-bitのI-Log素材を本格的に編集している
- ケースなしで20mまで潜りたい
1つだけなら、今の使い方でまだ足ります。
そして、財布から出ていく金額は118,000円そのものではありません。
手放したInsta360 X5のぶんを引いた差額が、実際の負担になります。
| Insta360 X5が 売れた額 | 通常版 118,000円 | 究極キット 135,000円 |
|---|---|---|
| 4万円 | 約78,000円 | 約95,000円 |
| 5万円 | 約68,000円 | 約85,000円 |
| 6万円 | 約58,000円 | 約75,000円 |
| 7万円 | 約48,000円 | 約65,000円 |
売却額が1万円変わるだけで、負担も1万円そのまま動きます。
買い替えの損得は、Insta360 X6の値段より手放し方で決まる部分が大きいということです。
Insta360の公式サイトには古い機体を下取りに出すとクーポンがもらえるサービスもあるので、状態や機種によって使い分けられます。
Insta360 X5用のアクセサリーで使い回せるもの
買い替えで見落としやすいのが、これまでそろえてきた周辺機材です。
| 持っているもの | Insta360 X6での扱い | 理由 |
|---|---|---|
| microSDカード | そのまま使える | どちらもUHS-I V30以上 に対応 |
| 自撮り棒・三脚 | そのまま使える | どちらも1/4インチ ねじ穴あり |
| マグネット式 マウント類 | そのまま使える | X5・X4 Air・Aceシリーズ とつながる設計 |
| レンズガード レンズキャップ | 買い直しが必要 | 本体の形が変わったため |
| 見えない潜水ケース | 買い直しが必要 | 対象製品がX5に 限られるため |
| 予備バッテリー | 買い直しが必要 | 2400mAhから2600mAhへ 形ごと変わったため |
| 急速充電ケース | 買い直しが必要 | バッテリーの形に 合わせた専用品のため |
いちばん安心できるのは、3行目です。
公式のInsta360 X6の案内には、マグネット式マウントシステムがInsta360 X5・X4 Air・Aceシリーズとつながると書かれています。
バイクやヘルメット、自転車のマウントをそろえてきた人は、そこがまるごと生きる形です。

今買うかInsta360 X5の値下がりを待つか
Insta360 X6は2026年8月12日に発売され、公式ストアでもAmazonでも楽天市場でも買えます。
発表を待つ段階はもう終わっているので、迷う軸は別のところに移りました。
待つ理由があるとしたら、次の3つです。
- 長回しの発熱が気になる人
→ 長期のレビューが出そろってから決める - Windowsで色を作り込みたい人
→ Dolby Visionを扱える環境が広がるのを待つ - とにかく安く始めたい人
→ Insta360 X5の実勢価格が動くのを待つ
3つ目については、一般に新型が出ると旧型の実勢価格は下がりやすいと言われています。
安く手に入れたい人にとっては、今の時期がむしろ追い風です。
Insta360 X5が急に買えなくなる心配も、そこまでしなくて大丈夫です。
公式サイトには今もInsta360 X4・X3・X2の製品ページが並んでいて、世代が進んでも旧モデルの取り扱いが続くのがこのブランドのやり方だからです。
ただし、値下がりを待つあいだの撮影機会は戻ってきません。
数週間以内に旅行やイベントの予定があるなら、数千円の差より目の前の1回を優先するほうが後悔は少なくなります。
出たばかりの1台を選ぶときは、公式ストアの保証や交換サービスも支えになります。
よくある質問
Insta360 X6は本当に1インチセンサーのカメラですか
センサーそのものは1/1.1インチで、1インチではありません。
公式は、4:3の比率で360度の映像を撮るときに1インチセンサーと同じ撮像面積になる、という説明をしています。
正方形のセンサーを丸い魚眼レンズの結像に合わせて無駄なく使うことで、面積が1インチ相当になる仕組みです。
8K50fpsと8K30fpsは見て分かる差がありますか
被写体か自分が速く動いている場面なら分かります。
バイクの車載やスキー、あとから半分の速さのスローにする映像では、コマの足りなさが減ってなめらかになります。
三脚に固定した風景や、最終的に30fpsで書き出す動画では、ほとんど差が出ません。
Insta360 X5のバッテリーをInsta360 X6で使えますか
使えません。
容量が2400mAhから2600mAhへ変わり、形も別物になっています。
バッテリーに合わせて作られている急速充電ケースも、あわせて買い直しになります。
Insta360 X6の内蔵47GBだけで足りますか
8Kの360度動画は容量を一気に使うので、1日撮り歩く用途には足りません。
microSDカードを忘れたときの保険として考えるとちょうどいい容量です。
旅行や登山で長く回すなら、UHS-I V30以上のカードを別に用意しておくと安心です。
Insta360 X4以前から買い替えるならどちらがいいですか
2世代ぶんの差をまとめて受け取れるので、予算が許すならInsta360 X6が素直な選択になります。
費用を抑えたい場合は、Insta360 X5へ移るだけでもセンサーの大型化と夜間用のPureVideoという大きな差が出ます。
今の不満が夜の写りだけなら、Insta360 X5で解決する可能性が高いところです。
まとめ:Insta360 X6とX5の違いを比較すると夜と動体と平面撮影で決まります
Insta360 X6とX5の価格差は33,200円で
初めて買うなら夜・速い動き・平面撮影のどれか1つを重視する人はInsta360 X6
日中の旅行や家族の記録が中心ならInsta360 X5で足ります。
33,200円で変わるのは、夜と明暗差の強さ・速い動きへの強さ・平面カメラとしての実力・撮影時間の4つです。
日中の360度映像だけを並べたときの差は、実機で比べた人たちの言葉でも色の味付けとノイズの少なさにとどまります。
すでにInsta360 X5を持っている場合は、急いで動く必要はありません。
夜の画質・8K30fpsで93分の撮影時間・片側レンズの4K60fpsのうち、2つ以上にはっきりした不満があるときにInsta360 X6を検討すれば十分です。
Insta360 X6はすべての数字が上の機種でもありません。
通常の360度動画を4Kで撮るときのコマ数も、画面の大きさも、80%までの充電の速さも、Insta360 X5が上回っています。
そこに33,200円の差がのるので、Insta360 X5を選ぶ理由も十分に立ちます。
- Insta360 X6が向いている人
夜や暗い場所で撮る/速い動きを撮る/平面の動画も1台で撮りたい/長く回したい/これから数年使う1台目がほしい - Insta360 X5が向いている人
撮るのは日中が中心/撮ったらスマートフォンで仕上げるだけ/書き出しは4K30fps前後/浮いた33,200円をアクセサリーに回したい
初めて買って数年使うならInsta360 X6、日中の360度撮影と価格を優先するならInsta360 X5です。
Insta360 X5からの買い替えは、今困っていることをInsta360 X6が解決できる場合だけで決められます。
マグネット式マウントと自撮り棒はそのまま持ち越せるので、買い替えの追加費用も思ったほど膨らみません。
どちらを選んでも、360度で撮って後からアングルを決められる面白さは変わりません。
決め手になるのは性能の上下ではなく、自分がどんな場面で撮ってきたかのほうです。
2機種は公式ストアに並んで置かれていて、色もキットもその場で選べます。
118,000円のInsta360 X6と84,800円のInsta360 X5を公式ストアで並べて選ぶ
